2022年11月27日
名古屋市天白区久方の相生コミュニティセンターで、NPO法人日本ウクライナ文化協会のエンタテインメントチームが地域の日本人たちと交流しました。
「今年はウクライナをテーマにしよう」、とコミュニティーセンターが企画して当協会を招聘したイベントで、地域の人々など50人以上が集まりました。
前半は当協会の川口リュドミラ理事長が講演し、ウクライナの文化としてウクライナの刺繍、ヴィシヴァンカ、ウクライナのクリスマス、ペトリキウカ塗り、それからイースターやコサックダンス、ボルシチなどのウクライナ料理について紹介しました。
またキエフ大公国時代から始まり、ソ連時代、1932-33年のホロドモール、ロシア人の移住、そして2014年から始まるドネツク・ルガンスク問題と、今回の悲惨な戦争に至る歴史を説明しました。
さらに、ロシアの攻撃によりインフラが破壊されたウクライナの状況、当協会による戦争避難民支援およびウクライナ本国への支援についても話しました。
後半は歌や踊りのパフォーマンスを披露しました。まずは、民族舞踊を取り入れたウクライナの踊りです。
今、ウクライナは苦しみの中にいます。美しい街が破壊され、心優しい人々が殺され、傷ついています。
しかし、必ずウクライナは今まで以上の輝きを取り戻します。明るい未来が必ず来ることを信じて、11人の親と子供たちが希望を込めて踊りました。
コサックダンス、ウクライナの民族楽器ソピールカの演奏が続きました。
また、この日参加した戦争避難民の女性が、ウクライナ愛国的な歌を魂を込めて歌いました。人々は手拍子をして歌に聞き入りました。
マリーナとビタリーの優雅でダイナミックなアクロヨガパフォーマンスは人々を魅了し、イベントは盛況のうちに終わりました。
コミュニティーセンターはウクライナへの義援金として集めた100,090 円を日本ウクライナ文化協会に寄贈しました。
この義援金はウクライナ本国への支援活動のために使いたいと思います。
日本人がこれだけウクライナのことを学び、文化に触れる機会はなかなありません。
そのため、今回のイベントはとても貴重で素晴らしかったと、参加者からはとても好評でした。
今後とも機会があればウクライナの人たちと交流をしていきたいとコミュニティーセンターの管理人さんは言っていました。